思考のトラップ 脳があなたをダマす48のやり方 人はそんなに賢くない【書評】

なんでこんなおかしな判断してしまったんだろう、って後から悔しい思いをしてしまうことありますよね

自分が馬鹿なのか?って思いたくなることもありますが、自分を責める必要はありません

人はみんな、思考の癖を持っていてそれにはまると冷静に考えればおかしな行動をとってしまうものなのです

それは自分の脳があなたをダマしているようにも見えます

脳が僕たちをダマす方法を知って少しでも対策しようと思うならこの本です

こんな人におすすめ
  • 心理の癖を知って、賢い選択をしたい
  • 単なる心理学の現象だけを紹介する本は読み飽きた
  • 脳にだまされておきた実際の出来事を知りたい
この本の特徴

読みやすさ        ☆☆・・・
分量           ☆☆☆☆・
こうやって騙されたんだ! ☆☆☆☆☆

脳が僕たちをダマす48のやり方

僕たちは自分で脳で考えて自分の脳をコントロールしていると思っています

だけど自分たちがコントロールしたり、認識できているのは意識の表層の部分だけで無意識の領域が僕たちの中にはあります

その領域が知らず知らずのうちに僕たちの思考に影響を与えます

”思考のトラップ”では脳が僕たちに気づかれないように僕たちをダマす48の方法が紹介されています

あの大事件も脳にダマされて起きていた!?

”思考のトラップ”ではそれぞれの心理現象について、どんな実験でこの現象が確認されたのか、心理現象によってどんな事件が引き起こされたのかなど実際の出来事がたくさん紹介されています

ただの理論だけではなく、具体例を交えて解説してくれているので実際の生活や自分の立場に置き換えてイメージしながら読み進めることができます

冷静に考えたらおかしい行動をとってしまう心理現象を1個紹介しておきます

最後通牒ゲームというゲームがあります

このゲームは宝くじが当たったところからスタートします

宝くじが当たった人はもう1人のゲームの参加者にあたったお金をいくらか分けなければいけません
金額は当たった人が決めることができます

ですが、もらう側に拒否されると自分があてた宝くじは没収されてしまいます

それぞれの参加者はどんな行動をとると思いますか?

きっとあなたが今想像しているのとは違った結果になっています

もっと詳しく知りたい人は↓の記事で詳しく紹介しているので読んでみてくださいね

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永遠の初心者目線のお金の話

長い本だけど少しずつ読める

400ページ以上の長めの本ですが、48の章の1個1個は数ページなので、隙間時間にちょっとずつ読む人にもおすすめです

それぞれの章のつながりとかもあんまりないので前読んだことを忘れてしまっても大丈夫です

理解するには少しの努力が必要?

図解付きでもっと親しみやすい本は他にもたくさんありますが、この本は残念ながらそうではありません

図解は一切ありません。文字だけです笑

ちょっと遠回りした言い回しとかもあって、理解するのに努力を要するときもありますが、どの章、どのトラップも何となく心当たりがあって、もっとこうすればよかったのかという気付きを与えてくれます

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